ローソク足とフィボナッチ・リトレースメント

ここまでのレッスンでシンプルかつ役立つトレード戦略を練るのにサポート・レジスタンスレベルやトレンドラインなどとフィボナッチ・リトレースメントツールを合わせて使用することが理解できたと思います。

そこでこのレッスンでは、以前カバーした日本ローソク足パターンの知識とフィボナッチ・リトレースメントツールをどう兼用できるのかを説明します。

フィボナッチ・リトレースメントツールをローソク足パターンに連結させて利用するには、徹底的にローソクを探さなければなりません。これを見つけることで価格がトレンドを保持し続ける手がかりになります。

これらをフィボナッチ・ローソクと呼びます。下記で詳しく見てみましょう。
これはEUR/USDの1時間チャートです。

3-elementary-06-img01.png

このペアはここ一週間ずっと下降トレンドでしたが、動きが少し止まったところがあるようです。この下降トレンドに乗ってチャンスがあるでしょうか。ここで、フィボナッチ・リトレースメントツールの出番です。

チャートから確認できるように、1.3364でスイングハイ、1.2523でスイングローを設定しています。

金曜日ということで、のんびりと停滞し、週末が終わった後にチャートを確認してどのタイミングでエントリーするかを決めようとしています。

3-elementary-06-img02.png

チャートを開くまでにEUR/USDが金曜日の終値からかなり急上昇しているのが分かります。

フィボナッチレベル50.0%で少し留まっていましたが、買い注文者は結局高い価格で取れました。様子をみながらフィボナッチレベル61.8%で留まるかどうか確認します。結局のところ最後のローソクはかなり強気でした。そのあとも価格はさらに急上昇するかもしれません。

3-elementary-06-img03.png
上の図をご覧ください。フィボナッチ・リトレースメントレベル61.8%のところでローソク足が同時に形成されました。これは買い圧迫が無くなったか、もしくはフィボナッチレベルのレジスタンスが滞っている可能性はあります。

売りを出すタイミングではないでしょうか?確実に知ることは出来ないが(リスク管理が重要な理由)、大きな逆転のチャンスなのです。

3-elementary-06-img04.png
ここで同時に形成された直後に売り注文を入れいれば、大きな利益を得ていたでしょう。形成された直後、価格が急降下する前に若干失速しました。上の図の赤ローソクを見てみましょう。

買い手は疲れていて、売り手が再度飛び入る隙が生じます。結局、スイングローのポイントまで価格が下がっていき、500 pipsというものすごい動きを見せました。

フィボナッチリトレースメントレベルが滞るのかどうかの指標であるため、フィボナッチローソクを探すのはとても役に立ちます。

フィボナッチレベルで価格が滞っているようであれば、他のトレーダーもこのレベルで注文を入れていたということがわかります。これは、レジスタンスとサポートが実際に生じるという確認にもなります。

フィボナッチローソクの別のメリットは、フィボナッチレベルでは指値注文を設定する必要ないという点です。必ずしも特定のレベルを見るのではなく区間(zone)に目を向けているので、サポートまたはレジスタンスが滞るのか気になります。

ここで、ローソク形態の知識を活用しましょう。

フィボナッチリトレースメントレベルの直下または直上でフィボナッチローソクが形成されるのを待つことで、注文を入れるかどうかの判断を補助してくれます。

フィボナッチローソクが生じればそのレベルが滞ることになるという確認がとれるので、市場価格で取引を開始してもいいでしょう。