フィボナッチ・リトレースメントの活用法

フィボナッチ・リトレースメントの活用法

フィボナッチツールに関してまず初めに知っておくべきは、FX市場で傾向が見えているときに最も機能するということです。このツールの基本的な活用方法は、市場が上昇トレンドであるときにはフィボナッチサポートレベルでリトレースメントにそって買い注文を入れます。一方で、下降トレンドの場合には、フィボナッチレジスタンスレベルでリトレースメントにそって売り注文を入れることです。

フィボナッチ・リトレースメントレベル (Finding Fibonacci Retracement Levels)

フィボナッチ・リトレースメントレベルを見つけるには、著しいスイングハイとスイングローを見つけなければなりません。次に、下降トレンドではスイングハイをクリックし、カーソルを一番直近のスイングローまでドラッグします。
上昇トレンドでは、反対のことを行いましょう。スイングローをクリックしカーソルを一番直近のスイングハイのところまでドラッグします。
次は為替市場にフィボナッチ・リトレースメントレベルをどのように適用させればいいのかを見ていきましょう。

上昇トレンド

これは、AUD/USDの日足チャートです。


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上記の画像では、0.6955のレートでスイングローをクリックし0.8264のスイングハイまでドラッグすることで、フィボナッチ・リトレースメントレベルが描かれています。
チャートで確認できるように、フィボナッチ・リトレースメントレベルは0.7955 (23.6%)、0.7764 (38.2%)、0.7609 (50.0%)、 0.7454 (61.8%、そして 0.7263 (76.4%)となっています。
AUD/USDが一番最近の高値から引き返すならフィボナッチ・リトレースメントレベルの内のどれかでサポートを見せるという予想です。なぜなら、トレーダーは価格が下降すればこれらのレベルで買い注文を出すからです。
スイングハイが生じた後に何が起こったのか確認してみましょう。

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価格は、23.6%レベルを通った段階で引き戻り、また38.2%レベルをテストするも、それ以下ではクローズしませんでした。
後に、再度市場で上向き動向が見られ、最終的にはスイングハイも通り越しました。明らかに、38.2%レベルで買い注文を出していれば長期的な利益になっていたということです。

下降トレンド

次は、下降トレンドの際にどのようにフィボナッチ・リトレースメントツールを使うのか確認してみましょう。
例の画像はEUR/USDの4時間チャートです。

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ご覧の通り1.4195のレートでスイングハイを1.3854のところにスイングローを確認できました。この間のリトレースメントレベルは、1.3933 (23.6%)、1.3983 (38.2%)、1.4023 (50.0%)、1.4064 (61.8%) 、 1.4114 (76.4%)で分割します。

価格がこのローから引き返えせば、フィボナッチレベルのどこかでレジスタンスが生じるという予想ができます。なぜなら、下降トレンドでトレードをしようとしているトレーダーが売り注文をするために構えているからです。

次に何が起こったのか見てみましょう。

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市場は50.0%レベルをテストする前に38.2%レベルの下で失速しながらも回復を見せていました。もし38.2% あるいは 50.0%レベルで注文を入れていたのであれば、pipsを稼げていたでしょう。

これらの例では、価格がフィボナッチ・リトレースメントレベルにて一時的なサポートあるいはレジスタンスを察知したということが分かります。このツールを使う全トレーダーにより、レベル自体が自己実現的なサポート・レジスタンスレベルになってしまいます。

価格は必ずしもこれらのレベルでバウンス、つまりはね返るとは限りません。

次のレッスンでは、フィボナッチ・リトレースメントレベルが機能しないときに、何が起こりえるかについて見ていきましょう。