ディーリングデスクとノンディーリングデスク

ブローカー選びはあなたが何を求めるかをまず考える必要があります。ブローカーは大きく分けて2つの種類があります。
ディーリングデスク方式(DD)、そしてノンディーリングデスク方式 (NDD)です。ディーリングデスクはマーケットメーカーとも
呼ばれています。NDDはStraight Through Processing(STP)とインターバンク(ECN)、つまり「ECN+STP」とも
知られています。

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DD業者とは何か?

DD業者は間に入ったFX業者がトレーダーの注文を決済します。DD業者と顧客は利益相反の関係にあります。
トレーダーの注文が利益を生むと注文を呑んだFX業者に損失がうまれ、逆にトレーダーが損をすれば呑んだ分全てがFX業者の
利益となります。その為、実際のレートとのずれが生じたり、スプレッドを広げて約定できなくしたりとトレーダーにとって利益にならない
行為に及ぶ可能性があります。
しかし最近はDD方式を採用している業者でも理不尽な取引をせず、嘘偽りない営業をいる場合もあり、多くの日本の
国内FXブローカーが採用しています。ただ、業者によってリスクマネージメントに違いがあるので、きちんと確認しましょう。

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NDD業者とは何か?

その名の通り、NDD方式はディーリングデスクを介さずに取引する方法です。NDD方式は主に海外FXで主流の取引方法です。
投資家の注文はFX業者を通さず、カバー先(海外ブローカー、リクイディティプロバイダー)で直接決済されます。

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上記のようにNDD方式はトレーダーとカバー先を繋げる橋の役割を果たしています。NDD方式の収入源はスプレッド(手数料)のみです。その為NDD方式を採用している海外FX業者のスプレッドは多少広く設定されていることがあります。
STP方式が各業者のスタンダード口座で採用されている標準的なNDD注文方法です。

例えば、STP方式を採用している業者で3つの違うリクイディティプロバイダー(LP)を持ち、その業者のシステムで下記のように
3つのBidとAskのペアがあるとします。

BidASK
Liquidity Provider A1.29981.3001
Liquidity Provider B1.2999 1.3001
Liquidity Provider C1.30001.3002

システム内でこれらの最高値と最安値を並び替えます。この例の場合、1.3000がBidの中でもベストプライスとなり、
Askのベストプライスが1.3001となります。そうするとBid/Askが1.3000/1.3001と設定されます。
しかしこの価格は実際にプラットフォームに表示される価格とは異なります。

通常何か問題があった場合に備えて、ブローカーは小さなマークアップを付けておきます。例えば1pipのマークアップを付け足すことで
プラットフォームでは1.2999/1.3002と表示されます。すると1pipのスプレッドが結論的に3pipsのスプレッドとなります。
なので、もしあなたが100,000通貨分のEUR/USDを1.3002で購入(Buy)すると決めたら、その注文はあなたのブローカーに
届き、LPのA、またはBで計算されます。

このBid/Askの変動理由はほとんどのSTP方式業者がいくつかのスプレッドをもっているためです。もしLPのスプレッドが広がれば、
彼らも仕方なくスプレッドを広げるしかないのです。まれにSTP業者の中でも固定スプレッドを提供していることがありますが、
ほとんどの業者のスプレッドは変動します。

ECN業者とは何か?

ECN業者とは、株式売買で主流の注文方式で、多くの海外業者がECN口座を提供しています。
トレーダーの注文は直接インターバンクと呼ばれる電子商取引所に流されます。電子商取引所には個人トレーダーからファンド、銀行、その他のブローカーまで多くの参加者から注文がきます。売買の注文が合致すれば注文は即座にコンピューターによってマッチングされます。 また、参加者はそれぞれどのくらいの価格でどのくらい注文が出ているのかも確認することが可能です。